萬代 早紀子

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入社6年で部長に。コマース
事業の成長を支える新規EC
サービスの立ち上げを担当。

入社6年で部長に。
コマース事業の成長を支える新規ECサービスの立ち上げを担当。

青いストライプのシャツを着た女性が微笑んで立っています。背景には明るいオフィスの一角が広がり、清潔感のある雰囲気です。

萬代 早紀子(まんだい さきこ)2017年入社
ヤフーに新卒入社後、コマース事業のセールス職を経験。その後新卒研修責任者等を経て、2021年からECサービス「MySmartStore」の営業部門の部長として、ECサイトをはじめとした営業戦略の策定に携わる。

※本記事は2023年7月に取材したものです。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

2017年に入社した萬代早紀子です。入社から2年間は、「Yahoo!ショッピング」で知られるコマース領域のセールス職として、出店クライアントと向き合ってきました。その後、より上流の戦略策定に携わるようになり、現在は統合した各社のアセットを活かして独自ドメインのECサービス「MySmartStore」を立ち上げ、グロースさせる部門の部長を務めています。

入社のきっかけは、学生時代の経験からつながるところが大きいです。学生時代には文化系サークルとスポーツ系サークルに所属し、イベントの企画や副幹事長も経験していました。文化系とスポーツ系では関わる人も変わりますし、多くの人と対話しながら一緒に何かをやり遂げる経験をたくさんしてきました。そういう経験を、社会人になってからもしていきたいと思っていたんです。就職活動時、ヤフーは100を超えるサービスを運営していて、多彩なサービスに関わりながら仕事をしていけそうだと感じ、採用選考を進むうちに社員のみなさんのあたたかい人間性に惹かれて、入社を決めました。

現在メインで担当しているのは、「MySmartStore」のプラットフォーム立ち上げプロジェクト。それから、「Yahoo!ショッピング」の営業戦略と、統合コマース検索という事業の計画・戦略策定立案を兼務しています。

萬代さんインタビューカット

現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。

メインで担当している業務と兼務で入っているチームが2つあり、業務としては大きく分けて3つあります。

主務は「MySmartStore」プロジェクトです。元々はNAVERが韓国で展開していた独自ドメインのECサービス「SmartStore」を日本向けにローカライズしたもので、1年半ほど前にNAVERから委託を受け、本格的に私たちの部署が担当するようになったのが2022年の8月で、現在で約1年になります。

独自ドメインのECサービスとは、出店する会社やお店がそれぞれ独立している形態のことで、モール出店のような「共有ドメイン」に対する意味での「独自ドメイン」です。韓国の「SmartStore」が日本に進出するにあたり、強みとしてはLINEとヤフーがタッグを組んでいることが最大のポイントです。店名の検索やブックマークからしかユーザーを呼べない独自ドメインECにおいて、集客は大きな課題。従来はメールマガジンを打って、ユーザーを呼び込むフローが一般的でしたが、メールを読むことが減っている昨今では効果的とはいえません。でも、「LINE公式アカウント」を使えば、友だち登録をしてくれているユーザーに商品のお知らせを送って購入してもらう動線がつくりやすく、購買率も高いんです。出店企業にもその価値は高く評価されていますし、他社にはなかなか出せないメリットだと思います。圧倒的なユーザー数を誇るコミュニケーションツールである「LINE」をかけ合わせることで、また飛躍的に成長できると確信しています。

元々韓国の「SmartStore」事業で成功しているNAVERの知見や開発力は、私たちが展開している「MySmartStore」にとっても大きなプラスになっていますし、この事業にとって不可欠な「LINE公式アカウント」を保有し、クライアントに活用してもらっているLINEのアセットも非常に心強いです。これからより近い距離で一緒に事業をつくり成長させていけるのがとても楽しみですね。事業としてはまだスタートラインという実感なので、ここからしっかりと安定させてGMV(流通取引総額)をつくり、コマース事業として成長させていくことが私のミッション。国内シェアトップをとりたいなと思っています。

ほかには「Yahoo!ショッピング」で出店クライアントと対峙している営業メンバーに向けて、より営業活動を効率化するための戦略策定や営業をアシストする“武器”となるようなツールやキャンペーンなどの企画を担当しています。

また、Yahoo!検索とコマースを掛け合わせて商品を掲載できる機能にまつわる戦略策定などの業務も担っています。たとえば家電を買うとき、現在はその家電の名前を検索して、それぞれのサイトや価格を比較するためのサイトなどに飛んで検討するフローを踏むことが多いと思いますが、ユーザーにとっては面倒なはずです。そこで、「Yahoo!検索」ではそのワードを検索するとさまざまなショッピングサイトや独自ドメインのECショップのデータがまとまって表示され、価格やスペックが一目でわかるサービスを開発しています。コマースと検索事業は親和性も高いので、今後大きく成長が期待できる事業でもあります。

私自身が複数の部署を兼務していることや、「SmartStore」や「LINE公式アカウント」などのサービスに関連する業務ということもあり、本当に関わる人が多いです。学生時代に目指していた「たくさんの人と関わりながら仕事をする」希望は、かなっていると思います。

萬代さんインタビューカット

1日のスケジュール例

  • 10:00
    勤務開始
    部署の朝会、タスクの確認
  • 11:00
    経営層への事業イシューの報告
    事業全体のコンディションや計画差分を報告。
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    担当案件の定例会議
    エンジニアやデザイナーなど関係者を集めて進捗状況を確認。
  • 15:00
    1on1ミーティング
  • 16:00
    企画系定例会議
    案件の仕様や方針についての相談などを行い、意見をもらいます。
  • 17:00
    作業時間
  • 19:30
    勤務終了
    自炊をしたり飲みに行ったりします。

入社してから印象に残っている仕事やプロジェクトについて教えてください。

私が初めてマネージャーとして参加したプロジェクトについてお話ししますね。

「Yahoo!ショッピング」に出店されているクライアントに対して、購入ユーザーの顧客体験をフィードバックするツールを開発・提供することになりました。たとえば「配送が遅かった」「問い合わせへの対応がよくなかった」などのネガティブな出来事は「もう『Yahoo!ショッピング』を使うのをやめよう」という気持ちにつながりやすく、長期的にみるとサービス全体へのマイナスになります。それを阻止するために、クライアントがなすべきことや改善点について、レビューだけでは見えてこないポイントもスコアとして可視化できるツールの開発に着手したんです。私のチームは、そのプロジェクトマネージャーとして動いていました。

開発のエンジニアやマーケティングチームなど、いろいろな立場の人と協働する経験がまだ浅かったため、議論の方向性を定めるのにとても苦労しました。進めたい話が進まないシーンも多く、その場にいた多くのメンバーにとってもフラストレーションがたまっていたように思います。そのときに、会議では「これを決めるための会議である」と事前にゴールを明確にし、ある程度シナリオを決めて事前準備を徹底しておくことの重要さに気がつきました。

萬代さんインタビューカット

自分の成長を感じるポイントはどんなところですか。

先にお話しした「議論を紛糾させないための事前準備」とつながるところでもありますが、ほかの人の目線に立って考えることを徹底するようになりました。一方で私自身にもポジションはあるので、その役割をしっかりと演じるようにもなりました。

エンジニアやマーケティング、デザイナー、営業推進など、いろいろなポジションの人がいることで「Aにとってはメリットだが、Bにとってはデメリットのほうが大きい」といったことも少なくないんです。営業推進がいくら「これは素晴らしい施策なので、明日からこうする」といっても、営業部隊にとっては負担になる施策だったり、マーケティング観点からはリスクのある施策だったりもします。

ですから、物事を進めるときに多様な観点で考えること。また、なにか変化を起こすときには影響のあるチームや組織に対してしっかりと説明を行い、納得してもらえるようコミュニケーションをとることを大切にするようになりました。

もちろん、私がそのときにいる立場から果たすべき役割や発言すべき意見ももちろん大切に考えています。部長として、マネージャーとして、部下のサポートに回ったり、議論で締めるべきところはしっかりと締めたり…。もしかしたら、口をはさみすぎかもしれませんが(笑)。

これからのLINEヤフーに期待することや、楽しみなことはなんですか。

萬代さんインタビューカット

圧倒的な認知度を誇る「Yahoo!検索」と、日本のほとんどの人が使っているといっても過言ではない「LINE」。その二つが組み合わせられることで、できることが無限にあると感じます。

特にコマース領域観点では、LINEとヤフーのアカウントを連携することで、ヤフーが保有していたコマース事業での購買データや決済データをLINEとシェアし、「LINE」でさらにプッシュ性の高いコマース活動ができるチャンスも広がります。たとえば「炊飯器」と検索したデータをもとに、炊飯器に興味のあるお客様にたいしてお店をサジェストし、そこから直接購入してもらうといった買い物の動線をつくることもできます。シェアと認知度を強みとするLINEヤフーだからこそ、他社には生み出せない購買体験をつくり上げられるとワクワクしています。

私自身もまだ入社7年目ですし、どんどん成長していきたいです。正直、部長になるには早いのではと感じたこともありますが(笑)、「求められたクオリティの130%でアウトプットする」ことを信条に取り組んできて、それを見ていて評価してくださった周囲の人の声があってのことだと思いますし、その信頼に応えるために事業をしっかりと成長させていくのが第一の目標です。

最後にメッセージを。

大きな会社同士がひとつになることで、これからどんどん新しい事業が生まれ、多くのシナジーが生まれていくはずです。この規模のグループ間統合はなかなか経験できることではないですし、これから入社される方々にとっても貴重な経験になっていくと思います。一緒にLINEヤフーでチャレンジしたい方をお待ちしています。

萬代さん

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